鍛造製法で、より強く気品溢れる結婚指輪を
ithの結婚指輪コレクションに、鍛造製法による新作10ペアのデザインが加わります。
“鍛造(たんぞう)”とは、金属をハンマーなどで叩き圧力を鍛え上げ、強度を増す製法。古くより刀鍛冶に用いられ、現代では航空機などの工業部品の加工にも応用される信頼の厚い技術です。
“永く愛用する結婚指輪だから、強度にこだわりたい”
そんなお客様にお応えするのが、ithの鍛造コレクションを、今回は“鋳造(ちゅうぞう)”との比較を交えてご紹介します。
“鋳造” と “鍛造” の違いについて
指輪の製法には、鍛造の他に “鋳造(キャスト)” が存在します。
鋳造について
これまでのithの指輪は全て、鋳造で制作されてきました。大まかに言うと鋳造は、指輪の型に熱した地金を流し込む製法で、曲線や繊細なデザインの表現に優れ、柔軟なデザインアレンジに向いています。
ithの結婚指輪・婚約指輪のデザインの特徴は、柔らかな丸みや有機的なカーブそして、細やかな手仕事による装飾。そのため、鋳造での制作と好相性です。
鍛造について
そして、新たに仲間入りする鍛造は、地金を熱し、ハンマーで叩いたり圧を加えて作り上げる製法です。
地金内部の空気やガスを外に出すことで、金属同士の密度を高めるため、叩くなど圧を加える工程が欠かせません。
鋳造よりも硬く強度が増し、重厚で気品のある仕上がりが魅力です。反面、圧を加える工程を経るため、柔らかなカーブやゆらぐシルエットには適していません。
お好みのデザインの特徴や、指輪の耐久性など、選ぶ方が大切にしたいポイントに応じてお選びいただけます。
鍛造+切削技法で、端正なデザインを
鍛造コレクションを支えるのは、1970年創業の東京・三軒茶屋の彫金工房フジモリとのコラボレーション。鍛造だけではなく、“切削(せっさく)” と呼ばれる旋盤加工技術で、表情豊かに指輪を作り上げます。
厚みや幅を均一に仕上げることができ、シンプルなデザインに上質感を生み出します。
気品漂う、緻密で引き締まったデザイン。年齢を問わず、いつまでも自信を持って身に着けられる指輪を仕上げることができます。
鍛造のみの限定色:シャンパン&ライム
鍛造コレクションには全5色のカラーバリエーションがあり、新しく加わるK18シャンパンゴールド・K18ライムゴールドは鍛造コレクションのみの限定色です。
プラチナ950・K18イエローゴールド・K18ピンクゴールドと合わせた5種類のお色味から、お二人それぞれお好みのカラーバリエーションをお選びいただけます。
シンプルとクラフトのラインナップ
新作10型の結婚指輪は、シルエットにこだわるシンプルデザインから、端正なミルグレインや彫り模様が目を引くクラフトテイストまで、表情豊かに展開いたします。
これまで約7年、オーダーメイドで指輪を制作してきた経験から、お客様のご要望を取り入れて誕生させたラインナップです。
引き締まった印象の中に、優しさと遊び心を込めた鍛造コレクション。それぞれのメリットを踏まえ、ぜひアトリエで指輪に触れて、温もりとクラフトマンシップをお楽しみください。
■ デザインのアレンジについて
鍛造コレクションリングに限り、宝石の種類・宝石なしの変更
ならびに指輪内径の内石追加のアレンジのみ承ります。